先日、台所の戸棚を整理していたら、1〜2年前にアジアンショップで買った謎の袋が出てきました。
『Cahaya Abadi』と書かれたそれは、インドネシア製だという事が分かるだけで、パッケージの文字は全てインドネシア語。
でも作り方は調べればすぐ分かるだろうと軽い気持ちで、キラキラきれいというだけの理由で買ってみたものです。
ところが、帰ってネットで検索してもショッピングサイトは出て来るのですが、肝心のレシピがどこにも載ってない!
まあ、多分タピオカみたいに沸かして作るんじゃないかな〜とは思ったのですが、違ったら嫌だとな思って放置するうちに、長い間忘れられてました。
そんなわけで、もう賞味期限は切れてるだろうな、見なかった事にして捨ててしまおうかな…と思って確認したら、なんと2022年まで‼︎
これはもう、失敗しても良いから作ってみるしかないか、と。
そして、何とか作れました!
その謎の商品は『Cahaya Abadi (永遠の光) というらしい
とりあえず、インドネシア語は全く分からないので、グーグルの翻訳で訳してみると、Cahaya Abadi は “永遠の光” という意味らしいです。(英訳だと Eternal light なので、そっちの方がカッコいいですね)
袋には固くて細長いものがたくさん入っていて、カラフルできれいなんですよ。
そして、パッケージに書かれていたインドネシア語は以下のような感じ。
Sebelum dimasak harus direndam dengan air dingin selama 60 menit, kemudian disediakan air mendidih untuk merebusnya sampai matang. Boleh dicuci dengan air bersih bila sudah matang untuk dicampur dengan sirup dan sebagainya.
グーグルの翻訳にかけてみると、こうでした。↓
うーん、分かったような分からないような?で、英訳にもしてみました。
英語の方が分かりやすいかもですね。
要するに、水に60分浸けたらお湯で沸かして柔らかくして、水洗いした後タピオカドリンクの要領で飲み物にこれを入れれば良いんですよね?
本当は、こういう時にパッと聞けるようなインドネシア人の知り合いがいたら良かったのですが。
まあ、上手く出来たら儲けものくらいでやればいっか…と思いつつ、ふとツイッターでもつぶやいてみようかと。
ツイッターで意外に反応もらいました
反応がなくてもともとなので、もし誰かが知っていればラッキーくらいに思ってツイートしたのですが、意外に反応いただきました。みんな優しいなあ…。
お陰ですごく参考になりましたし、今回記事にしようと思ったのもこの人たちのお陰です。
すぐにかんちゃんさん (@kanchanq2015) が反応してくれて、インドネシアのお友達に聞いてくれました。ありがたい。
それによると、通常は水にジンジャーと砂糖を入れて煮て作る飲み物なんだそうで、夜や冬に良いのだとか。
うわー、あっという間に教えてもらえて感激!かんちゃんさん、ありがとうございます。
ははは、Noryさん (@genkifamily7) のお友達、面白い (笑) 確かに揚げる前のおかきみたいですよね。
そうか、インドネシアでもあんまり有名じゃないのかも?
そうそう、Shotaさん (@NGU8823)、まずはグーグルですよね!
ほしこさん (@hosico_ozlife) は、なんとわざわざ調べてくれました!いやー、調べる事が習慣になってる人って良いですね。
ホテルのコンシェルジュをされている Hidetakaさん (@HidetakaTanaka) の発言がプロフェッショナルでかっこいい!
…という事で、やっぱりジンジャーがキーみたいですね。はあーツイッターがなかったら、ここまで辿り着けませんでしたよ。
自分でも改めてリサーチしてみた結果…
色んな人にわざわざ調べてもらったので、これはきちんと自分でも調べてちゃんと記事にしようと思っちゃいましたよね。
で、改めてリサーチしたのですが、私もほしこさんと同じウェブサイトにたどり着きました。というか、他にそれらしいサイトは見付けられず…。
それによると、これ “タピオカスティック” というらしいです。
でもこのサイト、誰かがレシピを書かないといけないみたいで、レシピを開いても何も載ってなくて( ; ; )うーん、残念。
とりあえず “Tapioca” と ”Ginger” がキーワードっぽいので、それでもう一度検索かけて再リサーチ。そうしたら1件だけ具体的なレシピを紹介してる YouTube を発見‼︎
動画内では “タピオカフレーク” と呼んでて、ちょっと色合いや長さも違いますが、おそらく同じものですよね。
しかもなんとクリスマスドリンクですって⁉︎ (動画のタピオカは赤と緑だから) もしかしたらすごいタイムリーな食べ物だったかも?
それに、飲み物はよくあるタピオカドリンクとかバブルティーのようにドリンクに入れるものなので、何もジンジャーにこだわらなくても良さそう。
よし、じゃあさっそく調理開始!
タピオカドリンク?
パッケージには60分水に浸けると書いていましたが、動画の人は2日間浸けたと言っていたので、私は一晩だけ浸けてみました。
タピオカ、少しだけ柔らかくなったような気はしますが、固いままです。
という事でお湯で煮たら、お湯がピンクに染まってタピオカもピンクっぽくなりました。なんだかところてんみたい。
食感はもちもちしたタピオカそのものです。味はありません。
このタピオカをちょうど冷蔵庫にあったコンブチャに入れてみました。見た目、とってもかわいらしいですよね。
無意味に昔クリスマスマーケットで買ったキャンドル立てを横に置いてみたりして…。やっぱりビジュアルは良いです。
ただ、タピオカ自体には味がないので、そんなにおいしいものではないかも⁇
で、もしかしたらシロップかけて食べたらおいしいのではないかと思い付きました。
シロップをかけて食べた結果
という事で、グラニュー糖をお湯で煮詰めて作ったシロップをかけて食べてみました。
うーんと、おいしいと言えばおいしいかなあ…?という感じですね。黒蜜とかでも合うと思います。
…で、まだたっぷりタピオカ残っるんですよね。あとどうしよう?
うちのパートナーはちょっと食べて「うん、悪くないよ」と味見しかしなかったですし…。
このタピオカスティックはまんまタピオカの味なので、多分、他のタピオカと同じように使えば良いだろうと思いました。
ピンク色のタピオカプディング
という事で作ったのがこちら。うん、普通においしかったですよ。
作り方は Easy Homemade Tapioca Pudding を参考にしました。ココナッツミルクを使うバージョンもあるのですが、今回は牛乳で。
めちゃくちゃ簡単なので、レシピも書いておきます。分量は適当です。
① 水とタピオカを鍋に入れて、本来のタピオカだと30分ほど水に漬ける (今回はもう柔いので省略)
② 中火〜強火で火にかけ、牛乳と塩を入れたらかき混ぜる
③ 火を弱火にして砂糖を加え、タピオカが鍋の底にくっつかないようにかき混ぜながら、タピオカがふっくらするまで約5分ほど加熱
④ 別のボウルに卵を割り混ぜたら、熱い③の液を少量加えた後、おおもとの沸かした鍋に混ぜる
⑤ 沸騰させないようにしばらく熱したらとろみが出てくるので、火を止めてさます
※ バニラエッセンスはお好みで
温かいうちに食べるか冷やして食べるかは、好みでどうぞ。
カラフルな色は抜けてしまいましたが、ピンクのかわいいタピオカプディングになりましたよ。
タピオカスティックも、普通のタピオカのように扱えばオッケー
タピオカ、今度もっと色々研究してみようかなー。
どこで買える?
このタピオカを作った後、以前このタピオカスティックを買ったお店に行ったらまだ売ってました。
他のアジアンショップではまだ見た事がなくて、売っているのは私が知っている限り今のところタウンホールのアジアンマーケット “City Super” のみです。
ちなみに賞味期限が2026年でした。めちゃくちゃ長持ちするんですね〜。
おわりに
インドネシアに限らず、オーストラリアには何か分からない謎の商品が色々売られています。最初に手を出すのは勇気がいりますが、えいっと手を出してみると意外と世界が広がるかも?
とりあえず、今回楽しめて良かったです!ブログとツイッター、ありがとう。
そしてこの記事は、もし『Cahaya Abadi』を検索する人がいた時のために。(いないか)