オーストラリアを代表するスイーツパブロバ (Pavlova)は、見た目もフルーツたっぷりでかわいらしい甘いメレンゲのお菓子。甘ったるいんですけどフワフワでハマってしまうんですよね。
ちょっと食べてみたいけど、どこで食べれるのか分からないという人いますか?そんな人は、自分で作ってみるのも手ですよ!
実はパブロバって、ハンドミキサーとオーブンさえあれば意外と簡単に作れてしまうんです!それに買うよりも安上がりです。
今回は、
①普通に作るレシピ
② パブロバマジックというパッケージを使うレシピ
③ 即席パブロバ
の3段階に分けてレシピを紹介します!
① は日本でもオーストラリアでも、②と③はオーストラリアのスーパーマーケットで売っている材料を使うレシピです。
パブロバについて詳しく知りたい人はこちら。
基本のパブロバレシピ
まずは卵白から作る、基本のパブロバのレシピです。
材料 (約6人分)
卵白 (常温) … 卵3つ分
砂糖 (グラニュー糖 ) … 150〜200g
バニラエッセンス … 少々
酢 … 小さじ1
コーンスターチ … 小さじ3
冷水…大さじ3
トッピングのフルーツやクリーム
材料選びの際の注意点
オーストラリアで生クリームを泡立てる場合は、Thickened Cream を使います。
パブロバの上に飾るフルーツは、イチゴやラズベリー、ブルーベリーなどのベリー系が多いイメージですが、他にもキウイやバナナ、チョコチップなどお好みでどうぞ。
でも、パッションフルーツの酸味は甘いパブロバによくマッチして味を引き立ててくれるのでおすすめです!
パッションフルーツは、オーストラリアのスーパーマーケットではどこでも売っているとてもポピュラーなフルーツ。しわしわのパッションフルーツの方がつるつるよりも食べ頃です。
ちゃんと種まで食べられますので、半分に切ったらスプーンなどですくって種ごとパブロバに乗せてあげてください。
ちょっとくせ者なのがコーンスターチです。
コンスターチが売ってない⁉︎ と (私のように) 焦る人がいるかもしれませんが、オーストラリアではコーンスターチとコーンフラワーは同じ物なので、コーンフラワーを買ってください。
「あれ? 違うよ、別物だよ?」と思った人は、それはアメリカ式です。
つまり、アメリカ圏ではコーンスターチとコーンフラワーは全然別物、イギリス・オーストラリアではどちらも一緒という事です。(輸入品は注意ですね。)
ちなみに、オーストラリアのスーパーマーケットで買ったコーンフラワーの箱の裏を見たら、パブロバの作り方が書いてありました。
作り方
では、作り方です。
① 下準備
オーブンを150度に温めて予熱し、砂糖を先に計っておいてください。
② 卵白を泡立てる
ハンドミキサーで卵白を泡立て、フワフワのメレンゲ状になるまでよく泡立てます。
③ 冷水を入れる
泡立てた卵白に冷水を入れて、素早く混ぜます。
④ 砂糖を入れる
砂糖は一度に全部入れずに少しずつ入れて、完全に混ざるまでゆっくり泡立てください。
⑤ 酢、バニラエッセンス、コーンスターチを入れる
酢 → バニラエッセンス → コーンスターチの順番に加えたらよく混ぜ、固いメレンゲになったらOKです。
⑥ オーブンで焼く
天板にベーキングシートを敷き、その上に⑤のメレンゲを盛って120度に温度を下げたオーブンで45分〜1時間焼きます。
※ 焼いている最中は、出来るだけオーブンを開けないでください。
⑦ オーブンの中で冷す
焼けたらオーブンの中でしばらく冷ましてください。(最低2時間くらい。)
⑧ 飾り付け
冷めたらクリームとフルーツで飾り付けして出来上がりです!
トッピングは、クリーム + イチゴ + ラズベリー + キウイ + パッションフルーツ、それに今回は、スーパーマーケットで売っていた砂糖菓子もトッピングに使ってみました。
外はカリカリ、中はフワフワ。大成功です!
オージーパートナーも大満足!
余談ですが、パブロバは卵白しか使わないので卵黄が余ってしまいますが、その卵黄でクッキーやプリンなどを作るとムダがありませんよ。
パブロバ マジックのレシピ
次は、パブロバマジックというオーストラリアのスーパーマーケットで $4くらいで売っているパブロバキッドを使うレシピです。卵白やコーンスターチを買わなくても良いのが嬉しいところ。
Pavlova Magic Dessert Mix 125g
材料 (約6人分)
Pavlova Magic 1個
ぬるま湯 140ml
砂糖(Caster Sugger) 130g
トッピングのフルーツやクリーム
パブロバマジックの中身は、こんな感じです。
※ この材料が入っている卵型の入れ物は、後で計量に使うので捨てないでくださいね。
⚫︎オーブンを使用しますが、オーブンレンジは適していません。
⚫︎電動ミキサーを使ってください。フードプロセッサーやブレンダーは適していません。
⚫︎ボウルは柔らかいプラスチックではない18cm 以上の物を使用してください。(飛び散るので。)
⚫︎パブロバを完全に冷ます時、オーブンの中に一晩入れておいても大丈夫です。
⚫︎完成したパブロバは、タッパー(コンテナ)かペーパーバックで保管すれば3日ほど保ちます。冷蔵庫には入れないでください。
準備10分、クッキングに60分。
冷ますのにも時間がかかりますので、その分も逆算しておくと良いですね。
以下、付属の作り方説明を日本語にしたものです。
作り方
① 下準備
オーブンを170度かファンを付けるなら150度に予熱しておきます。
37cm × 25cm くらいの天板にベーキングペーパーを敷いて、焼く準備しておいてください。
② 材料を混ぜる
材料の入っていた卵型の入れ物の下の部分にぬるま湯を入れてください。ちょうど140ml 入るようになっています。
そのぬるま湯をボウルに入れ、パブロバマジックミックスを加えたら、ゆっくりなスピードで15秒ほど混ぜてください。
それから速いスピードで4分〜7分かき混ぜ、時々サイドについた粉も落としながら、柔らかく角が立るまで混ぜます。
今度は卵型の入れ物のフタの部分に砂糖を入れます。こちらはちょうど130g 入るようになっています。(甘過ぎるなら量を調整しても良いと思います。)
その砂糖をボウルに均等になるようにゆっくり回しいれながら、ゆっくりなスピードで混ぜ合わせます。
更に速いスピードで1分間かき混ぜた後、準備していたトレイの上に高いドームのように積み重ねるように乗せます。この時、ナイフなどで形を整えても良いですが、私はしませんでした。
③ オーブンで焼く
オーブンの温度を120度かファンを付けていれば100度にして、パブロバのトレイをオーブンの真ん中の段に入れ、1時間焼きます。
※ 焼いている間はオーブンのドアを開けないでください。
④ パブロバを冷ます
焼けたらオーブンのスイッチを切って、オーブンが完全に冷えるまで待ちます。
⑤ 完成!
冷めたらクリームやフルーツで飾り付けをしてください。
外はカリカリ、中はフワフワ。
この時、充分中まで冷めて切っていなかったので、まだ柔らか過ぎのパブロバがクッキングペーパーにくっついて取れなかったのですが、私のパートナーが待ちきれない様子だったので、切り分けてから飾り付けをしました。
トッピングは、クリーム + ラズベリー + キウイ + パッションフルーツです。
卵白から作ったパブロバよりも、しっかりしたメレンゲになり、大満足のパートナーは、ひとりで3、4人分一気に食べました(^_^;)
材料を揃える手間を省けば、作る工程の手間はそんなに変わらないかもしれません。
10分で完了!即席パブロバ
でも、実はもっと簡単な方法があります。
これが3つ目のレシピ、スーパーマーケットのベーカリーコーナー辺りに売っている出来合いのパブロバのベースを使うという方法です。(時々置いてないお店もあるので注意。)
更に手を抜きたければ、クリームもプッシュすると整髪料のムースみたいにポイップクリームが出てくるタイプの物が$4くらいで売ってるので、それを使えばクリームを泡立てる必要がありません。
パブロバ10人用のベースが$6くらいなので、ケーキ屋さんで買うよりずっと安いはずです。(もっと大きなサイズも有り。)
つぶれやすいデリケートなベースなので、買う前に中を開けて確認した方が良いと思います。
材料 (約10人分)
パブロバベース 1個
トッピングのフルーツやクリーム
作り方
① 買い物
スーパマーケットでパブロバベースを買います。
② 飾り付け
買ってきたパブロバベースにクリームと好みのフルーツを飾って完成!10分くらいで出来上がります。
レシピと言うにはおこがましいくらい簡単です。
トッピングは、クリーム + イチゴ + ブルーベリー + ラズベリー + パッションフルーツ、そしてアイスクリーム!
パブロバ大好きな人
拍子抜けするくらい簡単に立派なパブロバが完成しました!
去年も今年もパートナーの誕生日はこの作戦で行きましたけど、簡単でもそれなりにおいしいんですよ!
↑手前がパートナー、奥が私のパブロバ(笑)
小さなメレンゲベースも売っているので、これもおすすめですよ。
おわりに
以上、3つのレシピでした。
パブロバマジックは日本へのおみやげに買って帰るのも面白いかもしれませんね。(英語の説明書が難しいのなら、このブログを見せてあげてください笑 )
おみやげの参考に、こちらもどうぞ!
トッピングも工夫次第でいくらでもアレンジ出来ますし、フルーツを乗せるだけでもかわいいので子供さんでも楽しめますよ〜。